オーディオ
2014年04月27日
audio-technica ATH-AD2000X
何となくですが、密閉型のヘッドホンばかりを買い替え続け、今も現役使用の愛機として、
SONY MDR-CD900STと、SONY MDR-Z900があるのですが、
今回はオープンエア型を使ってみたく思い、昨日26日、最寄りのビックカメラ名古屋駅西店にて、
audio-technicaのATH-AD2000Xというものを買いました。税込価格 41,484円でポイント10%還元。
価格ドットコムよりも安い値段にしてくれました。
ビックカメラ名古屋駅西店に通っては、自身初のオープンエア型ヘッドホン、audio-technicaのATH-AD2000X、
ATH-AD1000X、PHILIPSのFidelio X1と何度も試聴しました。
ATH-AD1000XはATH-AD2000Xに比べて高音域の澄み切った感じと広がりが好ましいのですが、
緻密さと中低音域の厚みに物足りさを感じて却下。
やはり、ATH-AD2000Xで用いられている高価な素材、パーメンジュール(鉄とコバルトの1対1の合金)を使った
磁気回路の威力なのでしょうか、音が団子にならず、こもった感じがなく綺麗に分離し、透明感のある高音域と、ウエットなボーカル音域、
そして締りのある低音域に魅力を感じました。
最終、PHILIPSのFidelio X1と迷ったのですが、粒立ちの良さ、音場の広がりの良さで、ATH-AD2000Xの方が好み。
オープンエア型の割には低音域もしっかりとしていて全体的にバランスがいいのが決め手となりました。
まだまだ使い始めたところなので、音に硬さと低音域不足があるように感じますが、
これからのエージングで、試聴機のような音質に変わっていくだろうと期待してます。
ちなみに、再生機器は、
【SACDプレーヤー】
Marantz SA-15S1(使用電源ケーブル:AET SCR AC)
【プリメインアンプ】
DENON PMA-S10ⅢLimited(使用電源ケーブル:キャメロット・テクノロジー POWER MASTER PM-780)
エージングを兼ねて、楽しんでいる主なアルバムCDは、
ピアニストであり女優でもある松下奈緒の、
久しぶりに聴いてます。アーノンクール指揮のモーツアルト「レクイエム」のSACD(Super Audio CD)
聴いていてワクワクする、Superflyから、
そして、最近お気に入り、TAYLOR SWIFTの、
などなど。
☆写真は、サムネイルをクリックして、拡大してご覧になれます!
※撮影設定の詳細については、Exif Quick Viewerをお使いになれば、
写真拡大後の写真上、「右クリック」、「Exif Quick Viewerを起動」で確認できます(Internet Explorerに限る)。
D800
AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
SB-900
私のは一つ前の。次が後継機。
2014年02月21日
SONY XBA-H3 インプレッション
通勤電車内での楽しみとして、iPhone5で音楽を聴いているのですが、
SONYのMDR-XB60EXやXBA-10は、それなり値段なりの音質で不満があったので、
2月初頭に、グレードアップを考えて、最寄りのビックカメラにて、XBA-10の上位機種、XBA-40を
試聴したのでした。そのXBA-40ですが、XBA-10に比べて低音域の量感があり、
全音域において、明瞭ではあるのですが、音が固く、伸びやかさに欠ける印象で、
期待のものではありませんでした。
同じ場所に並べてあったのが、XBA-Hシリーズ(XBA-H3、XBA-H2、XBA-H1)の試聴機。
XBA-Hシリーズといえば、中高音域の分解能が高くてクリアな音の再現を得意とするバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーと、
広い音域の再現性に優れ低音域に強いダイナミック型ドライバーを搭載したハイブリッドドライバーの機種です。
試聴するのは無料だからと、価格3万円台のXBA-H3(ハイレゾ音源対応)をいきなり聴いてみたのでした。
フルレンジのBAユニット一基、HDスーパートゥイーターのBA一基、16mmの大口径ダイナミックユニット
搭載のXBA-H3を一聴して、カナル型イヤホンとは思えない程の音場の広さに驚きました。
もちろん、XBA-H3よりも高価なオーバーヘッド型のヘッドホンには及ばないのですが、
カナル型でこんなに凄いのがあるのかと、ショックを受けた程です。
ついでですから、XBA-H2、XBA-1も試聴してみました。
XBA-H2は、フルレンジのBAユニット1基、13.5mmダイナミックドライバーを採用の機種で、
XBA-H3に比べ、音場がこじんまりと狭くなり、余韻に弱い感じ。音域バランスは低音域寄りでキレがイマイチ。
中高音域の伸びやかさ、艶やかさが、XBA-H3よりも減退、H3では聞こえる繊細な音が澱(よど)みがちです。
XBA-H1は、むしろXBA-H2よりも音域のバランスは良い印象ですが、
一音一音の明瞭感、そして音の広がり、深み、キレ、躍動感がH3には、さすがに及ばないという印象です。
他社の同価格帯のものはどうかと、オーディオテクニカのATH-IM03も試聴してみました。
低音域の量感も迫力もあるのですが、キレが今一つ。中高音域も綺麗に鳴らしてくれるのですが、
一音一音の分解能、艶やかさと耳の外まで響く余韻、伸びやかさがもう一歩欲しいところで、
XBA-H3からATH-IM03になびくことはありませんでした。
XBA-H3の在庫はあるのかと探してみるも、取り寄せの札がフックにかかっているだけ。
当初は、XBA-40を視聴し、サクッと買って帰るつもりでビックカメラへ行ったのですが、
予定外の製品を試聴してしまったが最後、心は完全にXBA-H3に奪われていました。
しかし、即決せずに、「とりあえず、注文せずに、一旦検討しよう」と帰宅。
その後、一週間ほど、気に入ったXBA-H3の音質が耳から離れないんです。
結局、試聴した次の休日(2月9日)の朝にビックカメラに電話し、在庫があると知ると、
速攻、「今から買いに行きますので、取り置いていただけますか?」と頼む私が居ました。
XBA-H3を購入してから、10日余りが経ちました。
毎日のリスニングで、約30時間は聴いたところなので、エージングは進んだことでしょう。
この辺で、インプレッションを書いてみようかと思います。
では、以下にて、
【XBA-H3 インプレッション】
※ハイレゾ音源のインプレッションではありません
前述のとおり、XBA-H3は、カナル型とは思えない程に、音の広がりが広く、
そして、楽器同士の音で埋もれがちな細やかな音を、一音一音の立体感さえ感じさせるほどに
再現してくれる高精細型で、イヤホンの外側まで広がっていく余韻が綺麗です。
トータルでみて、色付けは少ないナチュラルな音質で、私的には好ましいものです。
ハイブリッド3wayドライブの効果でしょう、高音域、中音域、低音域のバランスが良好。
低音域は厚みがあるも、クリアでキレがあり、バスドラムの張り具合や打感まで
伝わってくるほどに良好な低音域です。チェロやコントラバスの響きにもゾクッとさせられます。
中音域ですが、ボーカルは押し出し感があり、艶やかで、ドライな歌声ではなく、ウェットなんです。
ボーカリストの息遣いまでナチュラルに再現するほどの、きめ細やかさもあります。
アコースティックギターの弦の響きと木製筐体の響きの心地よさは格別。
ハイハット、シンバル、サックスなどの高音域の音色も破綻無く、艶やかでありながら、
キンキンとした耳障り感がありませんので、聴き疲れしません。
繊細な音の再現力に長けるも、中低音の迫力や厚み再現に弱いバランスド・アーマチュア(BA)型を
中低音域の厚みや迫力に長けたダイナミック型が、絶妙に補い、全音域にかけてウェルバランスな音質に仕立て上げたXBA-H3は、
ソニー自身がカナル型イヤホン史上最高音質の自信作だと明言するだけの価値はあるように思います。
☆写真は、サムネイルをクリックして、拡大してご覧になれます!
※撮影設定の詳細については、Exif Quick Viewerをお使いになれば、
写真拡大後の写真上、「右クリック」、「Exif Quick Viewerを起動」で確認できます(Internet Explorerに限る)。
PIXUS MG6330のスキャン画像(切り取り&リサイズ)
XBA-H3に付属のキャリングケース。合皮だと思うのですがしっかりしてます。
D800
AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
SB-900
SB-900後継現行機。