大型二輪免許技能教習 ―第二段階 みきわめ―2011年 第26回神奈川新聞花火大会

2011年08月12日

大型二輪免許取得

晴れて大型自動二輪免許取得!

午前10時50分の集合時間よりも、いち早く検定受験者の控え室隣のロビーへ行く。
検定コースも、しっかりと頭に叩き込んでいるので、OK!
上手い下手は別にして、第二段階のみきわめまでの自己採点でも、クランク、波状路、スラローム、一本橋、S字とも、安全確認を怠らなければ、及第点であるという自信があったし、急制動についても、タイミングさえ間違えなければ問題ないだろうという思いだったので、緊張するという感覚はなかった。
同じく大型二輪の卒検だという女性と雑談やコースの確認をしてリラックスしていた。

いよいよ集合時間。控え室へ教官が来て、卒検の注意点、採点基準についての説明が始まる。
卒検を受けるのは10人。2人の採点官に対して、5人ずつの組に分かれ、私は、検定コース(1)。
発進→クランク→波状路→スラローム→踏切→一本橋→S字→坂道発進。その後、信号交差点を直進して、周回右折合流後に急制動→駐車というコースだ。
発走順は、5番目。1人ずつ発走順通りに行われる。通常の教習が毎時45分に終了するが、5番目は、その後の発走タイミングになるので、いわば、検定車2台および追走採点するバイク2台の計4台以外は、教習コース内に居ないというシチュエーションとなるので、比較的楽だと思われた。

入念に準備体操をしたりして出番を待つ。不安がる教習生に「普段通りで大丈夫だと思いますよ」なんてことを言って、リラックスすることに心掛けた。

そして、いよいよ、私の番。
後方確認して、ハンドルを持ち、サイドスタンドを払って、再度後方確認の上、乗車。
左右のミラーの角度を調整。キーをオンにして、セルでエンジンスタート。
後方確認して、右ウインカー点滅させて、後方確認して、緩やかに発進。
採点教官が、受検生のすぐ後ろをバイクで追走しながら採点するスタイルだ。

周回を回り、左車線内の障害物回避の為、右車線への進路変更を無難にこなし、右ウインカーをクランク入口30m手前から再点滅させ、対向車線の安全を確認して、クランクの外寄りへ右折進入。進入後は速やかにウインカーオフ。アクセルは一定の回転数を保ちつつ、半クラッチ&リアブレーキで速度調整しながら、右へ折れ、クランク直進部分の半ばにて、出口進路と周辺の確認を顔を大げさに向けて目視、左ウインカーをつけて、左に折れてクランク出口へ。出口を左折して、信号交差点へと向かう。右折すべく、安全確認目視の上、右ウインカー点滅させ、中央線のギリギリまで寄せて、停止線を踏まない程度の手前で停車。ここまで、ふらつきも無く。信号が青になるのを待つだけ。おそらくこれまでのクランク通過のうちで、一番の出来栄えだ。ヽ(´ー`)ノ

信号が青になる。左右安全目視確認。そこまでは良かった。かなり、リラックスしていた。

対向車が信号交差点手前15m地点に接近する。左右確認して既に右折を開始し始めた私は、そのまま右折後、周回左折合流の為に一時停止して左右の目視確認をする。そこに、追走していた採点教官が私のバイクの右にバイクを付けて、呼びかけられた。Σ(゚Д゚ υ) アリャ
「たとえ、あの距離でも、直進優先でしょう!?」

そりゃそうだ…orz。急に喪失感のようなものに襲われた。(´・ω・`)ショボーン

「はい、次は波状路ね。」
どうやら減点で済んだようだが、もう私の心は、検定中止かのような思い、危機的状況に包まれていた(´Д⊂。

波状路は周回コースを60m位進んだ左手。その間に何度も深呼吸して、肩の力を抜き、必死に気持ちを落ち着かせる。周回直進区間は、3速30km/h出しても良い区間だが、2速のままで20km/hペースで進んだ。

波状路へ左折する手前40m位から、早めの左ウインカーを出し、左折する少し前に充分に減速してギアをローに落とすとともに、立ちあがり、太ももの内側でタンクを包み込み、教官から教えてもらったコツ、「タンクに座るかのような姿勢」を維持してリラックスさせた。肩の力を抜き、脇を絞め、両肘にゆとりを持たせる姿勢に整えながら、半クラッチ、目線をタイム計測電光表示板に移し、ウインカーオフ。ウインカーを消したら、いよいよ波状路。乗り上げるタイミング毎に合わせて、アクセルをリズミカルにオン。脱輪は検定中止なので、慎重に進んだ。タイムは5秒フラット。僅かにだが、平静を取り戻しつつある。v(´∀`*v)

しかし、やはり、交差点でのミスが尾を引いたのか、周回一周後のスラローム。
これまでの教習時間ではありえなかったヘマを…orz。

普通にギアは2速のつもりだったのだが、アクセルオンオフの感覚がギクシャクする。
「やべぇ!ローギアじゃん…orz」。ローギアではトルクがありすぎ、勢い余ってパイロンを倒して検定中止の可能性がある。今更、2速にしてスラロームをこなすのも、走行ペースの乱れの要因となる。私は、今出来る最善の策は、タイムの結果を捨てることと判断して、パイロンに当てないように丁寧に走った。結果は8.3秒。1秒毎に5点減点なので、10点減点だ。

次は、周回を一周して踏切停止と通過。これは問題なし。次は、みきわめ時にS先生におふざけ進路妨害をされながらも、11秒以上のタイムも出せたほどに自信がついている一本橋。しかし、このまま検定コースを最後まで走っても、結果は駄目だろうなという思いが、ふとよぎってしまった。「とりあえず、慌てずに走ろう」。負の心境をかき消すように言い聞かせながら、一本橋のスタートラインに着く。

深呼吸で落ち着かせて、後方確認して発進。ふらつき一つなく一本橋に乗る。アクセルを適正に回せず、運転姿勢も適正でないとバランスを崩しやすくなるのが一本橋に乗る瞬間なのだ。無難に乗れたので、心で小さくガッツポーズ。「良し!10秒以上は貰った!」

しかしだ。無意識にも気が急いているのか、一本橋中盤地点なのに、正面にあるタイム表示は、4秒と経っていない。
「おっと、このままじゃあかんわΣ(゚Д゚;)ゲゲッ」
とにかく、エンジンの回転数は一定で半クラッチ加減も固定したままで、リアブレーキで速度を落とし、ハンドルを小刻みに切って、自らの運転姿勢の維持に努める。「よしよし、この感じだ」。ギリギリまでリアブレーキを引きずって確実に挽回している。そして、前輪が一本橋エンドのセンサーに触れたその瞬間のタイムは…………………9.9秒。0.1秒の不足。5点の減点だ…orz。

クランク後の信号交差点のミスの減点が10点だとして、累計25点の減点。あと5点で70点。タイムには出ない部分で更に5点減点されていたら不合格?(゚д゚lll)
まだ、S字、坂道発進、急制動を残している段階で、半ば諦めの境地になりそうに…。

「いや、最後の最後まできっちりと走り終えよう!」(`・ω・´)シャキーン
再度気を取り直すのに余り時間はかからなかった。信号交差点のミス以来も、運転姿勢の自己確認、大げさな顔振り安全確認を忘れずにやってきたのだから、最後まで徹底しようと言い聞かせる。意識的に、体をほぐすような感じで、肩の力を抜く。基本を反復しながら走ることが、頭の中が完全に真っ白になりそうな事態の打開と冷静さを取り戻す手立てだと判断して…。

さて、自分的にはネックだったS字だ。小回りでS字入口に進入。
大回り進入は減点の対象にもなりかねないのだが、小回りという基本をこなせた。「良し!」

ウインカーオフで、S字の中はアイドリング&半クラッチ&リアブレーキで速度を一定に保ちながら、外寄りに沿って走りぬける。S字半ばに差し掛かった地点で再度左ウインカーオンで、顔を左右に大きく向けて、出口周辺の安全目視確認。S字出口近くからは、半クラッチとアクセルオン一定のエンジン回転数で低速維持。ライン取りはフロントタイヤを出口ギリギリまで外寄りに寄せた後、ハンドルを左に大きく切って小回り。無難に普通にこなせた。「よっしゃ!」。僅かに直進後、坂道を越えた先の、周回右折合流に備えて、後方確認およびウインカーオン、センターライン寄せをして、一旦停止。目視確認後に周回合流。

「あと、もう少しだな。最後まで気を抜くなよ、自分」と言い聞かせる。

あと残すところ、坂道発進と急制動。周回を一周して、坂道発進ポイントへ。途中の進路変更も、安全目視確認とウインカータイミングを着実に行うことに集中した。

「坂道発進ポイントへの停車および発進時のウインカーは消したままで良いと言ってたな」
と、先生に教えて頂いたことを心の中で復習。もう既に気持ちは落ち着いている。後方確認後、滑らかに坂道発進後、交差点の赤信号停止。信号が青になり、左右目視確認後発進。周回右折合流の為に、後方確認およびウインカーオン、そして中央線に寄せて、停止位置にて目視確認して右折し、急制動の進路へと向かう。

「今、ギアはセカンド」確かめるように言い聞かせ、そのまま急制動の進路に進入して加速。速やかにサードギアに上げて一気に40km/hへ。エンジンブレーキ開始ライン、前後ブレーキ開始ライン、11m停止ライン手前で、ロックすることなく停止。最高速度を電光速度表示板でチェック。40km/hジャスト。ホッと一息つきながら、ギアをローにして安全確認後に発進、ギアセカンドの低速走行。発着点へ寄せる前、早めに忘れずに左ウインカーオン。ギアをローにして停車。ニュートラルに戻して、エンジン停止。後方確認して降車。サイドスタンドを立てて、ハンドルを左一杯に切ってから、ハンドルから手を離す。

「○○さん、お疲れ様でした!控え室で結果を待って下さい」
「ありがとうございます!」一礼後に私は控え室へと戻った。

採点が終わるまで卒検説明があった控え室にて待機という案内に従うが、40分以上経っても教官が戻って来られない。控え室に残って待つ人、喫煙室にタバコを吸いに行く私たち。ジュースで喉を潤しながら、雑談で気を紛らわす。

お互いに「やばいかもしれないよw」と失敗談をした後、私はリアルで、万が一の補習の為に、キャンセル待ちの手続きを済ませた…w。補習後、再受検でもいいと腹を括ったのだ。

検定時間が終わってから1時間ほど経った頃だろうか、採点教官のお二人が戻ってきて、皆、控え室に集合した。各採点教官毎に、卒検の発走順に呼び出される。もう、ドキドキ…w。

合格した教習生は、お茶を貰ってくつろいでいる。俺もお茶を飲みたいと思いながら、その時を待っていた。

「○○さ~ん!」

呼ばれる方へ行き、結果を聞かされる。

「お疲れ様です。○○さん、合格です!おめでとうございます!」

「えっ?あの信号交差点でアウトではないんですか?」

「いいえ、減点だけですよ。対向車が既に速度を落としていたので、減点だけで済ませてます。今後、公道では大丈夫だろうという見切り右折は止めましょうね。一本橋とスラロームのタイム超過の減点だけで、それ以外に問題はありませんよ。」

「ありがとうございます!」

…かなり甘く採点してもらったに違いないことを忘れないようにしよう。

☆写真は、サムネイルをクリックして、拡大してご覧になれます!

大型自動二輪卒業証明書モザイク
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大型二輪免許証モザイク
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wao2010 at 23:42│Comments(6)TrackBack(0) 大型二輪免許 

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この記事へのコメント

1. Posted by CBR600Fひーちゃん   2011年08月12日 23:46
こんばんは~。
免許取得おめでとうございま~す。
どきどきでしたね~。
待ち時間って、ホンマに心臓に良くないですね。
でも、無事に合格おめでとうございます。

今夜はおいしいお酒でも???

2. Posted by Wao!!   2011年08月13日 10:11
☆CBR600ひーちゃんさん

おはようございます♪
諦めただけに受かって良かったです。

今日は仕事なので、昨晩のお祝い酒はお預けですw
間違っても飲んでから運転しないようにしないとね。
3. Posted by ComuCBFour   2011年08月13日 15:38
こん○○わ~。ComuCBFourです。

大型二輪免許取得、乙でした。

特に、自己採点が厳しくなった場合の待ち時間は、寿命が縮む思いがしますねぇ。
で、試験場ではさっくりと免許をくれて、味気なく終了wwというのがお約束!?

さて、この後が問題ですねぇ。乗り換えてしまうのか、そのままCB400SFに乗り続けるか・・・、ある意味、自制心との戦いに・・・。
4. Posted by Wao!!   2011年08月17日 07:43
☆ComuCBFourさん

おはようございます♪
ありがとうございます。
採点待ちはドキドキしました。

合格者には紙パックのお茶を配られていまして、私が呼ばれるのが最後だったのですが、
残っているお茶の数が一つだけだったので、受かったのかな?と思ったのですが、
実際に合格通知を受けるまでは心配でしたw

府中試験場で免許申請後、新しい免許証を受け取るまで2時間待ちで待ちくたびれましたが、
手にした後は、大型二輪を取った歓びがジワジワときましたよ。

CB1300SFかSBに乗り換えたくて、まさしく自制心と格闘中ですw
とりあえず、近々にはレンタルバイクでCB1300に乗ってみることにしてます。
そして、更に自制心との戦いが激化するはずですw
5. Posted by 満天の星   2011年08月22日 09:43
合格おめでとうございました

記事を拝見していると昨年の自分と被ってしまいました
検定と言うのは本当に緊張しますよね

思いもよらないことをしてしまったり

私の行った教習所の教官は
「大きな失敗」がない場合は合格させると言ってました
見極めが終わった時点でその人の技量を量っているので
検定時には誰もが緊張してしまうので
完走出来れば(脱輪・転倒や危険行為がなければ)ほぼ合格ということらしいです

それは検定終了後に聞いた話ですが
6. Posted by Wao!!   2011年08月26日 00:09
☆満天の星さん

ありがとうございます。

緊張感が無かったのが、信号交差点のミス指摘で、
一気に緊張しました(笑)

やはり、そうでしたか。
脱輪やパイロンヒットしなくて良かったです。

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