2011年07月

2011年07月29日

大型二輪免許技能教習 ―第一段階 みきわめ―

 パラパラと雨が降り、蒸し暑い今日。唯一、苦手意識があったのがS字の出口の小回り。バイクを傾けずにハンドルを切って半クラッチでアクセルを回して最小限の速度と半径で曲がるアレだ。出口は弧を描く感じじゃなく、出口のギリギリまで外周に寄せて、直角に曲がって!と指導を受けていたのだが、恥ずかしながら、S字の出口直角回りが及第点でないために、S字集中練習の補習を2時間も受けていた…。なんでまた簡単なS字なんかで手こずるか。しかも2時間も…。かなりショックを受けていたのだ…orz。クランクの出口は直角に曲がれるのに、なんでS字出口は巧く行かないのだ?相当悩んだ。
 
 普通二輪(中免)教習は補習無しストレート卒業だっただけに、かなりのショックだった…。

 今日の教習2時間の内、最初の1時間は、バランスコース(クランク、スラローム、一本橋、S字、坂道発進、垂直パイロン、障害物)全般の復習と言われていたので、是が非でも2時間目には、みきわめを受ける気合だった。

 そして今日、「金輪際、CB750に乗っているという自覚を忘れよう。ここは交差点の左折だと思おう。」と開き直ったところ、普通に簡単に小回り出来た。一本橋はもちろん10秒台でクリア。半クラッチでアクセルオンで一定のエンジン回転数に保ち、目線は一本橋を渡った先の真正面にある秒数表示板を見つめ、左右に小刻みにハンドルを動かしつつ、リアブレーキを踏んだまま引きずる感じにするというコツが板についた感じだ。スラロームも7秒以内でクリア。アクセルオフ→バンク→アクセルオンをリズミカルにやれば自然とライン取りも決まる。

 総じて、重量を感じないように、普段のCB400SFの運転の感覚で走ったのが良かったのか、今日の2時間目はみきわめだという通達を得た。

 ちょっと笑ったのが、みきわめとなった2時間目に一度だけやった8の字。まず、8の字は、走行のライン取りの為に、約2mの間隔で内線と外線の白線2本が引かれていて、その内側をグルグルと8の字を描いて回る訳だが、今日は、その8の字エリアにて、初めて普通二輪教習を受ける6名の教習が行われていた。
 8の字の内周白線に囲まれた丸の部分(直径7mぐらい)の2か所それぞれに3台ずつ普通二輪教習車(CB400SF)を整列させ、バイクの隣に立った教習生が、8の字の外周白線の外側に立っている教官の講義を真剣に聞いているのだが、その真っ最中に、8の字を描いて回るのだ。常に90度先に目線をやりながらグルグル、グルグル、グルグルと回る。教習生の足やCB400SFが目線の障害物だが、それでも、グルグルとひたすらに回る…w。8の字走行に真剣な私と、講義を真剣に聞いている教習生。この光景が、客観的にみて異様に違いないと感じたからだ。8の字を10周ほどしただろうか。大好きな8の字が、このシチュエーションだったことに、終始私は心の中で爆笑していたのは申し上げるまでもない。8の字が苦手な人にはお薦め出来ないシチュエーションだ。下手したら内側にいる教習生に追突しかねませんからね。

 今日は、AT車いわゆるビッグスクーター(650cc)の体験もあった。ビッグスクーターには全く興味がないので、車名は忘れたが、MT車と違って、ニーグリップが出来ない。アクセルを回して暫くしてから走り出す。ブレーキの遊びがなく、軽くブレーキを引くだけで、ガツンと制動が利いてしまう。これって特別仕様??
 周回を2周と垂直パイロンの低速通過1回だけの体験だったが、ビッグスクーターがこんなに運転が難しいものとは思わなかった。こんなもので、トラックとトラックの間をすり抜ける人の気がしれない。。。

 「MT車の方が簡単でしょ?(笑)」と教官。「大型二輪を取るということは、この世のすべてのバイクに乗られるってことです。買う買わないは別にして、AT車にも乗れるようにしておいた方がいいかもしれませんよ」とも。正直、絶対にビッグスクーターには乗らないと思った。

 第二段階は、法規コース。法規に沿った走行技術を身につける内容で、線路通過と波状路が加わり、右左折も若干複雑になる。普通二輪(中免)には無かった波状路。実はこれを一番楽しみにしている。

 大型二輪免許の教習生には、いわゆるリターンライダーの40代以上の男性も多い。その中で一番仲良くなった方がいる。40代半ばの男性だ。私もその人も補習を受けていたのだが、教習予約のタイミングで、私よりも一足先に第二段階に進まれていた。その方とは、教習前や教習後にも会話をし、教習中のコースですれ違う時には、目で合図したり、会釈しあったりして、励まし合って受けてきたのだが、教習後に全員集められ、「○○さん、次は第二段階ね」と言われた時は、我が事のように喜んで下さった。ちょっとしたことだが、こういった支えがとても励みになる。



wao2010 at 21:37|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 大型二輪免許 

2011年07月23日

大型二輪免許技能教習

2011年7月21日(木)、台風6号の暴風域が遠ざかり、
青空が少し顔を覗かせて、涼しい風が吹く中、私は教習所へと向かった。

住まいは変わらずとも、横浜市内の支店へ人事異動となって数日、
電車通勤だったので、バイクの運転そのものが久しぶりだ。
乗りなれたCB400SFの運転さえ、新鮮な心地がした。

教習開始前の準備体操で体を馴染ませる。
7月14日に乗ったきりのCB750に跨った瞬間、嬉しさとともに、ちょっとした緊張が走る。
ずっしりと来る重みは、まだまだ操る楽しみを感じるレベルとは言えない。
先日の2時間で重さにも慣れたように思っていたものの、僅か1週間のブランクで、
すっかりと勘を忘れてしまっている。

ウォーミングアップの周回で感覚を思い出す。
そして、第一段階のバランスコースへ。
クランク、そしてスラローム。7秒以内に通過すべきスラロームが1秒のタイムオーバー。
これは、アクセルワークを改善すればクリアできるレベルか。

次に、一本橋。前回の練習でコツを掴んでいたので大丈夫だという節があったが、いきなり落輪…orz。
「(一本橋に)乗るときにもっとアクセル回してね。そして、脇が甘いんで上半身がふらついてバランスを失ってる。
もっと脇をしめて前傾姿勢で良いよ。走行中のアクセルと半クラッチとフットブレーキの調整は問題ないね。」とアドバイス。

その後、一本橋を5回ぐらい繰り返した。最初の一度以外は落輪はなかった。
10秒以上のタイムが合格、数回9秒台があるも、他は10秒以上をクリア。う~ん、ちょっと不安が残る。
卒検のことを思うと14~15秒以上コンスタントに出しておく方が良いだろう。これは卒検までの課題だ。

次に、一本橋以外の曲線バランスの練習。ひたすら、クランク、スラローム、S字を練習した。
タイム計測されるのはスラローム。タイム制限は7秒以内。7.1秒、7.2秒と及第点に及ばない。
「もっとアクセルを吹かしなさい」という指摘。そして、「目線はもう少し前で良いよ」とも。

スラロームで目線の指摘もあり、コースとは別の、8の字練習へ。
個人的には、この8の字をしたくてしたくて堪らなかったw。単に好きだからだ。
目線は常に90度先ぐらいに置く感じで回るのだが、面白いように回る。楽しい…w

目線の練習をした後も、曲線バランスをひたすら練習した。
S字の出口の姿勢を一つ受けた。
「○○さん、バランス取りに左足を出さなくていいから。ちゃんとステップに乗せたまま出ようね」と。

4時限目の後半、一本橋の練習が出来なかったので、次回の一段階の見極めがどうなることやら…。
ちょっと不安なまま終わったのであった。



wao2010 at 02:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 大型二輪免許 

2011年07月14日

大型二輪免許技能教習―初日―

午前9時からの50分間、続く午前10時からの50分間の技能教習を受けてきた。
 
【第一段階・1時間目】キンコン、カンコ~ン♪

 車種は、ホンダのCB750。CB400SFに比べたら、少し大きい程度だが、40kg程車重が増え約240kgなので、最初は、その重さに若干の戸惑いを…「うっ、重い」。
 
 まず最初は、CB750の前方および後方への押し歩き。車両を地面に対して垂直の状態を保てばいいので、難なくクリア。
 次にやったのが、バイクの左側に立ち、両ハンドルを持ち、バイクを自分の方に傾け、倒れる寸前まで持ち堪えて、再びバイクを垂直に戻す練習。シートに腰を当てて、両膝を曲げて、下半身で支える要領で持ち堪え、下半身を使って立ち上がる感じで、これも難なくクリア。自分で倒して、起こす練習があるかと思ったが、倒したバイクの起こし方については口頭説明だけで、実践はなかった。

 次は、バイクに跨って、左右にバイクを傾けて、これも倒してしまう寸前まで我慢してから、バイクを垂直に戻す練習。車両重量の感覚を覚えるという目的なのだろう。いよいよ転倒してしまう時は、足を挟まないように、バイクを投げ捨てて、受け身を取って下さいとのことだった。

 次は、センタースタンドの立て方。今乗っているCB400SFは、元々センタースタンド無しの仕様なので、センタースタンド立ては、20歳の時に普通二輪(当時でいう中免)教習でのVFR400以来。大丈夫かなと思ったが、一発クリア。身体って覚えているもんやね。

 そして、いよいよ発進の練習。大型二輪ならではのパワフルなトルクを知って、実際の運転に生かす目的で、二通りの発進の練習。まずは、半クラッチだけでのアイドリング発進。CB400SFもアイドリング発進が出来るが、そのトルクとは段違いで、繋ぎ方がラフだと飛び出しそう。僅かに優しく半クラッチにする感じでちょうどいい。二通り目は、アクセルも回しての発進。これもホンの僅かアクセルを開けるだけで、それなりの速度で発進。「凄いトルクだな」と感心しながら練習した。

 そして次は、周回コースの走行。10ラップぐらいしただろうか。最初の数周はギア2速まで。それを終えたら、直線区間でギア3速使って30km/hまで出した後、断続ブレーキで減速して2速、そしてカーブをアイドリング走行で曲がって…という練習。
 いつになく慎重な私が、余りにゆっくりと運転するので、「○○さ~ん、直線はしっかりと30km/hまで加速してねっ!」とメガホンの声。「はぁ~い!」と返事をしつつ、最初に先生から指摘を受けた、運転姿勢(つま先は、まっすぐ前に向けてステップに乗せる。腕は突っ張らないで軽く肘を曲げる。ブレーキを掛けるときは4本の指を使う。)を意識しながら、ゆっくりと周回を重ねた。

【第一段階・2時間目】キンコン、カンコ~ン♪

10時からの2時間目の教習。そのメニューは、『バランスコースの周回』

(1)屈折(クランク)コース
(2)スラロームコース
(3)一本橋コース
(4)S字コース
(5)坂道発進
(6)垂直パイロン
(7)障害物

普通二輪の場合、クランクコース、S字コースはローギアだが、大型二輪の場合は、ギア2速。ギア2速なのは、大型二輪の運転では、クラッチワークとアクセルワーク、フットブレーキの更なる高度な技術が求められるかららしい。

私は、いきなりクランクでふら付いた。左へ直角に曲がるときのクラッチワークミスでバランスを崩して、アクセルを戻した上、フロントブレーキを掛けたために、前輪がロックしたのだ。左足で支えられたので、幸い転倒はなかったが、ヤバかった。「ロックするから後輪ブレーキで速度調整してねっ!」とメガホンの声。本当に勉強になる。

スラロームは難なくこなせた後、苦手意識のある一本橋。一本橋といえば、大渋滞時のトロトロ運転でも大活躍するスキルなのだが、普段の運転で、アクセルワークよりもアイドリング走行や半クラッチ走行をしがちという悪い癖がついていたために、巧くバランスが取れなくて一度だけ落輪してしまった。私以外の大型二輪教習生も、同様の癖がついていて、先生から同じ指摘を受けた。
「皆さん、アイドリング走行に頼りすぎですよぉ。エンジンの回転音が聞こえるぐらいにアクセルを回して、クラッチ加減で進んでね。そしてニーグリップと小刻みなハンドリングでバランスを取って、後輪ブレーキで速度調整するんですよ」と。これまた凄く勉強になった。

その後も、残り時間いっぱい一本橋の練習。個人的に教えてもらった事項は、
(1)発進でのアクセルの回しが足らない。もっと回して発進時のバランスを取ること。
(2)つま先が開いているときにふらつきが見られるので、ちゃんとつま先はまっすぐ前に。
(3)一本橋上でも、アクセルをもっと回して、クラッチワークとフットブレーキで速度調整。

一本橋の反復練習のお陰あって、アクセルの開度をほぼ固定で、クラッチワークとフットブレーキでの速度調整のコツを掴んだ。2時間とも女性の大型二輪教習生が一人ずついた。それが一番嬉しかったかな?w。

終始楽しくて仕方がなかった。運転すること以上に、これまで知らなかったことを学べる楽しさだ。
「楽しむこと」、「真剣に集中して基本をマスターすること」がテーマ。
いずれは、乾燥車重260kg超、最高出力101馬力、最大トルク11.6kgf・mのCB1300が待っているわけで、ストレートならたったの12時間しか教習は無いからこそ、生半可な気持ちではないことを誓う。

☆先生からの印象的な言葉(趣旨)☆
「大型二輪は、パワフルなトルクがあるがゆえに、一層、低速走行の技術力が問われます。その技術を覚えて下さい」

…次回の教習3時間目は、一本橋の復習から。

【大型二輪教習車CB750の仕様】

pic_01

生産完了となった市販車CB750との違いについて、Wikipediaから転記。

外装

  • ハンドル変更(アップハンドル装着)
  • 大型エンジンガード・マフラーガード装着
  • 走行状況表示ランプ装着 - ランプ10個程度が装着されている詳細表示のものと、4個程度の簡易表示のものがある。2つに分けている理由は不明だが、教習所によってどちらかを選択している。
    • 4個装着の場合 - 速度40km以上で点滅する表示・フロントブレーキ表示・リアブレーキ表示・エンスト表示。
    • 10個表示の場合 - 4個表示に追加して、ギア1、2、3、5、N、エンスト表示。ギアが4速に入っている場合はギア表示消灯。
  • ミラー変更(角→丸)
  • マフラー変更(メッキ→黒塗装)
  • シート変更(ローシート装着)
  • ステップ変更(アルミ→鉄+ヒールガード)
  • ライト変更(マルチリフレクターライト→単純ハロゲンライト)
  • ライトスイッチ装着(※所内走行のため)
機構
  • 大型オイルクーラー装着(さらに低速走行主体のためサーモスタット付きの電動ファンを装着している。)
  • エンジン圧縮比デチューン(9.3→8.8)
  • エンジン馬力デチューン(75PS→73PS)
  • エンジントルクデチューン(6.5kg-m→6.3kg-m)
  • クラッチ形式変更(ワイヤー式→油圧式)
  • リアブレーキ強化 (1pot→2pot)


wao2010 at 15:46|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 大型二輪免許 

2011年07月11日

【大型二輪(MT)免許】教習所入校

 本日、大型二輪(MT)免許を取得すべく、教習所に入校した。
 ネットで仮入校申し込みをした段階では、ストレート卒業での総費用が91,100円という認識で、全く気付いていなかったのだが、教習所にて、本入校手続きの時に、料金を知って驚いた。キャンペーン中につき、何と66,100円!

 今日は、入校手続きと、視力・聴力・色覚検査、そして、適正検査だけにした。教習は今週の木曜日。とりあえず2時間の予約を入れた。普通二輪免許を持っているので、学科無し。技能教習12時間と卒検のみだ。技能教習の内訳は、第一段階が5時間、第二段階はシュミレーター教習1時間を含めた7時間。今月中には、晴れて大型二輪免許を取得したい。

 取得後のバイクはどうするか?とりあえず、今のCB400SF H-VTEC specⅢを乗り続け、たまにレンタルで大型に乗り、2年後位にCB1300 SUPER BOL D'OR(シート高が低くなった2009年式以降)を狙う計画だ。

☆写真は、サムネイルをクリックして、拡大してご覧になれます!

※撮影設定の詳細については、Exif Quick Viewer をお使いになれば、写真拡大後の写真上、「右クリック」、「Exif Quick Viewerを起動」で確認できます。

D300_22882 XGA
D300
AF-S NIKKOR 50mm F1.4G

【おまけ】
これは、ネイキッドのCB1300 Super Four。そのデモンストレーション。ノーマルマフラーだが、その音が堪らない。しかし、喋りながらの運転は流石ですね。



wao2010 at 20:17|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 大型二輪免許 

2011年07月07日

7 -seven-

今日は七夕。例年七夕の日は、消灯だっただが、
福島第一原発事故以来、見られなくなったレインボーブリッジのライトアップ。
真っ暗でひっそりと佇むその姿を見ると、切ない気持ちになる。
あの光に癒される日は、いつになるのだろうか…

☆写真は、サムネイルをクリックして、拡大してご覧になれます!

※撮影設定の詳細については、Exif Quick Viewer をお使いになれば、写真拡大後の写真上、「右クリック」、「Exif Quick Viewerを起動」で確認できます。

D300_9567 1920
D300
AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

【追記】
横浜市内の新規支店への人事異動内示を受けた。スケジュールは未定。
都内の自宅からでも、今に比べたら近くなるので通勤は楽になるのだが、杉並区の荻窪あたりに引っ越す計画は已む無く凍結…orz



wao2010 at 09:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 夕景・夜景